KEYWORD · 栄養士 年収
栄養士の年収は約390万円|手取り・施設別の違いを解説
栄養士の平均年収は公的統計ベースでおおむね385万〜394万円(約390万円前後)です。本記事では施設種別・企業規模別の年収レンジ、月の手取りの目安、管理栄養士との違い、年収を上げるポイントまでを解説します。統計は調査年次により差があるため、数値は目安としてご活用ください。
栄養士の年収はどのくらいなのか、これから資格を取る人も、すでに働いている人も気になるところです。このページでは、公的統計をもとにした各種集計から、栄養士の年収の目安、施設や企業規模による違い、手取りの考え方を整理します。
栄養士の年収はおおむね390万円前後
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をもとにした各種集計では、栄養士の平均年収はおおむね385万〜394万円、約390万円前後とする情報が最も多くなっています。
- 推計年収:389.8万円(令和7年調査ベース。所定内給与266,900円/月、年間賞与694,700円)
- 平均年収:394万円(令和6年度調査ベース。月額274,000円、賞与654,600円)
- 平均年収:390.2万円(2023年・労働者107,490人、中央値391.6万円)
- 年収:約390万1,700円(令和5年調査ベース。月額約268,100円、賞与約684,500円)
全国の全職種平均は約478万〜508万円とされるため、栄養士はそれより2割前後低い水準で、差額は約117.6万円(−23.2%)とする集計もあります。平均年齢は37〜39歳、平均勤続年数は8〜9年台です。
施設や企業規模で年収レンジは大きく変わる
同じ「栄養士」でも、勤務先によって年収は250万円台〜600万円台まで幅があります。
- 行政機関:約450万〜600万円
- 給食施設:約330万〜400万円
- 病院・診療所:約300万〜400万円
- 保育施設:約300万〜350万円
- 福祉施設:約260万〜310万円
- その他事業所:約250万〜330万円
企業規模別では、10〜99人で385万円、100〜999人で384万円、1,000人以上で419万円という集計です。月給の実態は給食会社で18万〜22万円、病院で18万〜27万円程度、初任給は都内で18〜19万円、地方で16〜18万円とされています。国家公務員として働く栄養士は約583万円、年齢別では55〜59歳で約548万円がピークというデータもあります。
手取りの考え方
上記の統計年収は、所定内給与(残業代を含まない)に賞与を加えて算出した値が多く、残業代が別途支給される場合は額面年収がこれより高くなる可能性があります。
額面からは所得税・住民税・社会保険料が差し引かれます。東京都勤務・独身・交通費を除く条件で、月の手取り16〜17万円程度という試算があります。一方、額面26〜27万円に対する一般的な手取りはおおむね8割前後(21〜22万円程度)とされるため、この試算は保守的めの数字とみられます(推定)。
賞与は年間約2.5か月分(約61万円)程度とされ、賞与月以外は毎月の手取りが少なく見える点にも注意してください。
年収を比較するときのポイント
- 調査年次が令和5年・6年・7年と異なるため、数字を単純比較しない
- 集計区分に管理栄養士が含まれている可能性がある(推定)
- 統計はサンプル数が少なく、実態を反映しない場合がある
- 施設種別・企業規模・資格(管理栄養士の有無)・地域で大きく変動する
よくある質問
Q. 栄養士と管理栄養士で年収は違いますか。 各種集計は栄養士と管理栄養士を分けずに集計している場合が多く、明確な差は示されていません。ただし資格要件や業務範囲が異なるため、求人によって待遇差が出ることはあります。
Q. 手取りはどのくらいですか。 額面年収390万円前後の場合、税・社会保険料を差し引いた手取りはおおむね8割前後が一つの目安です。家族構成や地域、各種控除によって変わるため、あくまで参考値としてください。
Q. 年収を上げるにはどうすればよいですか。 行政機関や大規模施設、1,000人以上の企業では年収が高めになる傾向があります。管理栄養士資格の取得や、給食管理・栄養指導などの経験を積むことも選択肢になります。
まとめ
栄養士の平均年収は、公的統計ベースでおおむね385万〜394万円(約390万円前後)です。施設種別や企業規模によって250万円台〜600万円台まで幅があり、手取りは額面の8割前後が目安になります。調査年次や集計区分の違いがあるため、ここで紹介した数字は参考値として捉え、実際の求人票や勤務先の条件をあわせて確認するようにしてください。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。