KEYWORD · ベトナム 平均年収
ベトナムの平均年収はいくら?2024年最新データと日本との比較・手取りの考え方
ベトナムの平均年収は2022年で約46万円、2024年の所得ベースでは年収約36万円相当とされ、日本の10分の1前後です。都市部と農村部の格差、業種別・地域別の金額レンジ、手取りの考え方、日本で働く場合の賃金まで出典付きで整理します。
ベトナムの平均年収はどのくらい?
ベトナムの平均年収を調べると、出典によって「約46万円」「約36万円」など数値がばらつきます。これは調査年次の違いに加えて、「賃金(給与)」ベースか「所得」ベースかという定義の違い、為替レートの変動が影響しているためです。ここでは調査メモで確認できた数値を整理し、日本と比較したときの見え方や手取りを考えるうえでの注意点をまとめます。
ベトナム国内の平均年収・平均所得の目安
まずは全国平均の目安です。
- 全国平均(賃金ベース):月収660万ドン=年収約46万円(2022年時点、1ドン=約0.0058円換算)
- 全国平均(所得ベース):月間平均所得542万ドン(約3万352円)=年収約36万円相当(2024年、JETRO調査。前年から9.1%増加)
次に、格差を示すデータです。
- 都市部:月689万ドン/農村部:月451万ドン(2024年)
- 省・市別(2024年・月額):ビンズオン894万ドン、ハノイ755万ドン、ドンナイ715万ドン、ホーチミン711万ドン、ハイフォン703万ドン
- 業種別(月額・年次明記なし):農林水産業 約392万ドン、鉱工業・建設業 約766万ドン、サービス業 約797万ドン
- 地域別最低賃金(月額、2025年3月レート換算):第1地域496万ドン(約29,067円)〜第4地域345万ドン(約20,218円)
このように、同じベトナム国内でも都市部と農村部、業種、地域によって金額差が大きい点には注意が必要です。全国平均だけを見ると実態をつかみにくくなります。
手取りを考えるときの注意点
調査した範囲では、ベトナム国内の「手取り額」を明記した出典は見つかりませんでした。上記の年収・所得はいずれも税や社会保険の控除前の金額と推定されます。そのため、実際に手元に残る金額はこれより少なくなる可能性があります。
また、ベトナムには「13ヵ月目の給料」という慣習があり、テト(旧正月)前に給与1ヵ月分を支給する企業が多くあります。ただしこれは法律上の義務ではなく、手取りの計算に必ず含められるものではない点に留意してください。
日本で働く場合には、外国人労働者にも雇用保険・厚生年金・所得税・住民税の支払い義務があり、給与から控除されます。たとえば技能実習生の月給18万1,700円(額面)の場合、控除率20〜25%で試算すると手取りは概ね14〜15万円程度という推定になります(出典に手取り額の明記はありません)。
日本と比較するとどうなる?
日本の平均年収は約458万円(2022年・国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」)とされ、ベトナムの全国平均(同年・約46万円)はその約10分の1です。額面だけを見ると大きな差があります。
ただし、ベトナムは物価が日本の約3分の1とされているため、額面の低さがそのまま生活水準の低さに直結するわけではありません。現地での購買力を踏まえて判断することが大切です。
参考として、日本で働く外国人労働者の平均賃金(月額)は、技能実習生が18万1,700円、特定技能が19万8,000円(2023年度・厚生労働省)とされています。日本国内で就労する場合は、ベトナム国内の平均と比べて額面の水準は大きく上がる一方、控除後の手取りは上記のとおり推定で14〜15万円程度になります。
よくある質問
Q. ベトナムの平均年収は日本円でいくらですか?
A. 2022年の賃金ベースでは年収約46万円、2024年の所得ベースでは年収約36万円相当という数値が確認されています。年次や定義、為替レートで変動するため、幅を持って捉えるのが安全です。
Q. なぜ出典によって金額が違うのですか?
A. 「賃金」と「所得」の定義差、調査年次の違い、円換算レートの違いによるものです。単一の数値を断定せず、複数のレンジを確認することをおすすめします。
Q. 手取り額はいくらですか?
A. ベトナム国内の手取り額を明記した出典は確認できませんでした。上記の金額は控除前と推定されます。
Q. 日本で働くと年収は上がりますか?
A. 額面の月給は18〜20万円程度と、ベトナム国内の水準より高い傾向があります。ただし税金や社会保険が控除されるため、手取りは推定14〜15万円程度になります。
まとめ
ベトナムの平均年収は、2022年の賃金ベースで約46万円、2024年の所得ベースで約36万円相当とされ、日本のおおよそ10分の1です。ただし都市部と農村部、業種、省・市によって差が大きく、手取り額は出典に明記されていないため推定にとどまります。数値を比べる際は、年次・定義・為替・物価水準をあわせて確認するようにしてください。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。