KEYWORD · 事務職 年収

事務職の平均年収はいくら?一般事務の年収目安・手取り・求人月給を統計別に解説

事務職の平均年収は統計により400万円台から500万円台まで幅があります。令和4年・令和6年・令和7年の一般事務や事務職全体の年収、企業規模別・雇用形態別・経験年数別の目安、手取りの考え方、求人月給との比較ポイントを出典付きで解説します。

事務職の平均年収を調べると、400万円台という数字もあれば、500万円台という数字も出てきます。これは、統計の調査年・集計対象・雇用形態・企業規模・年齢などが違うためです。この記事では、一般事務を中心に、事務職の年収目安、手取りの考え方、求人月給との比較ポイントを整理します。

事務職の平均年収は統計で大きく異なる

厚生労働省の賃金構造基本統計調査を使ったデータでは、令和4年の事務職全体の平均年収は449万3,200円、一般事務は368万700円とされています。ここでの一般事務は役職者を除き、所定内給与額×12カ月+年間賞与その他特別給与額で、残業代など所定外給与は含みません。

一方、令和6年の賃金構造基本統計調査では、一般事務全体の平均年収は529.6万円と紹介されています。さらに厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、令和7年統計を加工した一般事務の賃金(年収)は541.4万円、平均年齢44.6歳と表示されています。

令和7年統計では、事務従事者の平均年収は400〜500万円、企業規模10人以上全体では約510万円という整理もあります。同じ「事務職」でも、一般事務だけを抜くか、企画事務や総合事務を含むか、正社員中心か非正規を含むかで結果が変わります。令和4年の一般事務368万円と令和6〜7年の一般事務529万〜541万円の差は、統計年の違いだけでなく、集計対象・企業規模・年齢構成の違いによる可能性が高いとみられます(推定)。

事務職・一般事務の年収レンジ

  • 事務職全体:449.3万円、400〜500万円
  • 企業規模10人以上全体:約510万円。10〜99人約424万円、100〜999人約478万円、1,000人以上約584万円
  • 一般事務:368.1万円、529.6万円、541.4万円
  • 職種別:受付・案内事務 約309.6万〜336万円、電話応接事務 約374万円、会計事務 約388.9万〜486万円、庶務・人事事務 約426.1万〜497万円、営業・販売事務 約406.6万〜494万円、企画事務 約520.7万〜695万円、総合事務 約510万円
  • 雇用形態別:正社員・正職員 477.6万円、正社員・正職員以外 303.6万円
  • 経験年数別:0年 345.2万円、1〜4年 395.0万円、5〜9年 422.3万円、10〜14年 460.5万円、15年以上 535.4万円
  • 派遣モデル:一般事務 時給1,600円で年収322.5万円、専門事務 時給1,700円で年収342.7万円
  • 求人月給:ハローワーク求人賃金は令和6年度20.8万円、令和8年3月21.8万円

未経験・20代から一般事務を始める場合、年収300万円前後からスタートするのが一般的という説明もあります。統計上の経験年数0年の平均が345.2万円でも、年齢・地域・雇用形態で変動します。

手取りの考え方

年収統計は税金・社会保険料を差し引く前の額面です。年収400万円の場合、手取りは約300万〜320万円、月あたり約20万〜23万円が目安とされています。実際の手取りは、住んでいる地域の住民税、健康保険・年金、家族構成、年齢、雇用形態などで変わります。

また、求人票の月給は額面の募集時給与で、賞与・固定残業代・各種手当が含まれているかは求人ごとに異なります。年収統計の500万円台と求人月給20万円台を単純に比較すると、賞与や残業、経験年数の違いを見落としやすくなります。541.4万円は未経験者の初年度年収を保証する数字ではありません。

事務職の年収を比較するときのポイント

  1. 統計の調査年と定義をそろえる
  2. 企業規模を見る
  3. 正社員・契約社員・派遣・パートなど雇用形態を分ける
  4. 経験年数と年齢を確認する
  5. 基本給、固定残業代、手当、賞与の有無を確認する

同じ「一般事務」でも、受付や電話応接は低め、庶務・人事、会計、営業事務、企画事務は高めになる傾向があります。年収を上げたい場合は、専門性の高い事務職、管理部門、大企業、経験年数を意識するのが一つの方法です。

よくある質問

事務職の平均年収は400万円台ですか?

統計によっては事務職全体449.3万円、事務従事者400〜500万円、企業規模全体約510万円とされます。400万円台は目安になりますが、一般事務単体では368.1万円というデータもあります。

未経験の事務職は年収300万円台ですか?

20代スタートは300万円前後という説明や、経験年数0年の平均345.2万円というデータがあります。地域・雇用形態・残業や賞与の有無で変わります。

一般事務で年収500万円以上は可能ですか?

一般事務全体529.6万円、job tag一般事務541.4万円というデータはありますが、平均年齢44.6歳で、正社員・大企業・勤続年数の長い人を含む平均です。未経験や若手が直ちに得られる水準とは限りません。

事務職の手取りはどのくらいですか?

年収400万円で手取り約300万〜320万円、月約20万〜23万円が目安です。額面から所得税・住民税・社会保険料が引かれるため、必ずしもこの範囲に収まるとは限りません。

まとめ

事務職の平均年収は、令和4年統計では事務職全体449.3万円・一般事務368.1万円、令和6〜7年統計では一般事務529.6万〜541.4万円、事務従事者400〜500万円など、出典により幅があります。求人月給は20万円台が中心で、年収統計とは定義が異なります。自分の年収を考えるときは、職種、企業規模、雇用形態、経験年数、手取り、賞与・手当をセットで確認しましょう。

本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。

記事一覧へ戻るトップへ