KEYWORD · 富士通 年収
富士通の年収はいくら?平均1,012万円の内訳と等級別・手取りの目安
富士通の平均年収は有価証券報告書ベースで1,012万円(2026年3月期)。ただし口コミ平均は約732万円と大きく異なります。過去5期の推移、等級・年代別の年収目安、初任給や賞与、額面と手取りの違い、同業他社との比較までをまとめて解説します。
富士通の年収は、有価証券報告書ベースで平均1,012万円(2026年3月期・提出会社単体)です。ただしこれは管理職やシニア層を含む全社員の平均で、若手・中途層中心の口コミ平均(約732万円)とは大きく乖離します。本記事では公的開示と口コミの両方を並べ、等級別・年代別の目安と手取りの考え方を整理します。
富士通の平均年収は約1,012万円(2026年3月期)
有価証券報告書によると、富士通の平均年間給与は10,122,665円です。これは賞与を含み、退職金は含まない金額です。平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は17.6年、従業員数は単体で32,224人とされています。
つまり「入社したら誰でも1,000万円」という意味ではなく、長く在籍して管理職に上がった層を含めた平均値である点が重要です。
過去5期の推移
| 決算期 | 平均年収 |
|---|---|
| 2026年3月期 | 約1,012万円 |
| 2025年3月期 | 約929万円 |
| 2024年3月期 | 約965万円 |
| 2023年3月期 | 約879万円 |
| 2022年3月期 | 約859万円 |
2025年3月期から2026年3月期にかけては**+83万円**と大きく増加し、過去5期で最も高い水準になりました。一方で2024年3月期から2025年3月期は減額しており、業績や報酬制度の変更によって年ごとの振れ幅があることも分かります。
等級・役職別の年収目安
富士通はジョブ型の等級制度(FUJITSU Level)を採用しており、口コミベースでは次のような目安が共有されています。
| 区分 | Level | 年収目安 |
|---|---|---|
| 新卒1年目 | Level 7 | 400〜450万円 |
| 4〜6年目 | Level 8〜9 | 550〜650万円 |
| 7〜10年目 | Level 9〜10 | 650〜800万円 |
| スペシャリスト | Level 10〜11 | 750〜950万円 |
| マネージャー | Level 12〜13 | 950〜1,200万円 |
| 部長 | Level 13〜14 | 1,200〜1,500万円 |
| GM・事業部長 | Level 15以上 | 1,500万円〜 |
一般社員層はLevel 9〜10の700万円前後で伸び悩みやすく、管理職に昇格してから1,000万円超に届く構造だといわれています。これらは口コミに基づく参考値であり、配属部門や評価によって変動します。
年代別の年収目安
- 20代前半:400〜500万円
- 20代後半:560〜650万円
- 30代前半:600〜750万円
- 30代後半:750〜900万円
- 40代前半:850〜1,000万円
- 50代:940万円〜
いずれもOpenWorkの口コミを集計した参考値です。同じ年代でも等級や職種で差が出ます。
初任給と賞与
2025年度入社までは学部卒の初任給が月給264,000円でしたが、2026年度からジョブ型の採用に伴い月給315,000〜385,000円(標準レベル)へ引き上げられています。単純計算では年収550〜700万円程度に相当する水準です。
賞与は年2回(6月・12月)で、年収に占める賞与比率は約21%、支給月数は4〜6ヶ月が目安とされています。
手取りはどのくらい?額面との違い
ここまで紹介した金額はすべて**額面(税・社会保険料の控除前)**です。手取りは所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険などで変動します。
一例として、43歳・年収929万円の場合の年間手取りは約675万円(月額約56万円)という試算があります。額面比ではおよそ73%が目安ですが、扶養家族の人数・居住地・各種控除の有無で結果は変わります。あくまで推定値として捉えてください。
有報の平均と口コミ平均が乖離する理由
有報の1,012万円と、OpenWorkの口コミ平均732万円(n=2,774)、エン・カイシャの約705万円との間には、約280万円の差があります。理由は主に次のとおりです。
- 有報は管理職・シニア層を含む単体全社員の平均である
- 口コミは回答者に若手・中途入社者が偏りやすい
- 有報は賞与・基準外賃金を含むが、退職金は含まない
なお「中央値706万円」という記載も見られますが、数値の対応関係が不明瞭なため推定扱いにとどめておきます。
同業他社・業種平均との比較
電気機器業界の平均年収は約740万円(228社中14位)とされており、富士通の有報ベースの水準は業界内でも高い部類に入ります。ただし比較する際は、同じ「平均年間給与」でも対象範囲や平均年齢が企業ごとに異なる点に注意が必要です。
よくある質問
Q. 富士通の年収は本当に1,000万円を超えるのですか。 A. 全社員の平均値としては1,012万円ですが、若手のうちは400〜650万円程度が目安です。平均値だけで判断せず、等級別のレンジで確認することをおすすめします。
Q. 手取りは額面の何割くらいですか。 A. 一般的には額面の7〜8割程度が目安です。年収929万円の試算では約73%という例が紹介されています。
Q. 最新の正確な数字はどこで確認できますか。 A. EDINETで公開される有価証券報告書が原典です。本記事の数値は各サイトの掲載時点のものであるため、最新の開示をご確認ください。
まとめ
富士通の平均年収は2026年3月期で約1,012万円と、過去5期で最も高い水準になりました。ただしこれは平均年齢42.7歳・勤続17.6年の全社員平均であり、20〜30代では400〜750万円程度、管理職昇格後に1,000万円超が視野に入る構造です。応募や転職を検討する際は、有報の平均値と口コミの等級別レンジを併せて確認し、手取りベースでも生活設計を考えておくとよいでしょう。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。